ネタニヤフ首相“求心力”低下か 世論調査“首相にふさわしい政治家”野党党首がトップ イスラエル
イスラエルから最新情報を伝えてもらいます。中継です。
◇
イスラエル国内では北部の衝突が激化するのではないかとの懸念からヒズボラの指導者の演説を、市民らが緊張した様子で見守る姿がみられました。
こうした中、イスラエル国内の最新の世論調査で、首相にふさわしい政治家についてネタニヤフ首相の28パーセントをおさえ、野党党首で、戦時内閣の大臣を務めているガンツ氏が49パーセントでトップとなりました。
ネタニヤフ首相は、ハマスの大規模攻撃を事前に防げなかったことなどから求心力の低下が著しく、今後、ガザ地区での地上作戦の計画にも影響が出る可能性があります。
そのネタニヤフ首相と、イスラエルを訪問中のアメリカのブリンケン国務長官が会談を行いました。
会談後、ブリンケン長官は、ガザ地区での地上作戦について、人道目的での戦闘の一時停止を協議したと明らかにしましたが「準備と調整には時間がかかる」と述べています。
一方、ガザ地区で不足しているとされる燃料をめぐっては、南部の病院などへの輸送にめどがついたと明らかにしました。