北朝鮮の国防省は、ロシアへの武器供与の疑いについて「取引をしたことはなく、今後も計画はない」と改めて否定しました。

北朝鮮国防省・軍事対外事業局の副局長は、国営メディアを通じた談話で「アメリカが我々とロシアの根拠のない武器取引説を、引き続き、既成事実化しようと策動している」と指摘しました。その上で、「ロシアと武器取引をしたことはなく、今後もそのような計画はない」と従来の主張を改めて示しました。

北朝鮮からロシアへの武器供与の疑惑をめぐっては、アメリカの研究機関「38ノース」がロシアに入った北朝鮮の列車をとらえたとする衛星写真を公開したほか、ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官が北朝鮮がロシアに対し、「相当な数の砲弾」を供与しているとの情報があると明らかにしています。