北朝鮮のミサイル発射実験「兆候ない」
韓国に駐留するアメリカ軍の司令官は10日、北朝鮮が来月、朝鮮労働党創立75周年を迎えるのを前に、ミサイルの発射実験などを行う兆候は「今のところ一切ない」との見方を示しました。
アメリカの政策研究機関は先週、北朝鮮が新型のSLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)の発射実験の準備を進めているとみられるとする衛星写真を公開し、党創立75周年の来月10日に発射する可能性にも言及していました。
こうした中、在韓米軍のエイブラムス司令官はネット上のイベントで、現時点では発射実験などの兆候はみられないと明らかにしました。
その上で、「不安定化の兆候もなく、国内に焦点をあてているようだ」と述べ、台風被害の復旧などに注力しているとの見方を示しました。