プーチン大統領、トランプ次期大統領に改めて祝意
ロシアのプーチン大統領は20日、アメリカのトランプ次期大統領の就任式を前に、改めて祝意を述べました。ウクライナ情勢をめぐり、新政権との対話に前向きだとも表明しました。
プーチン大統領「我々はウクライナでの紛争をめぐり、アメリカの新政権との対話に前向きだ。ここで最も重要なのは、危機の根本原因に対処することだ」
ロシアメディアによりますと、プーチン大統領は20日の安全保障会議で、ロシアとの直接対話に前向きなトランプ氏の姿勢を歓迎すると述べた上で、就任式を前に、改めて祝意を示しました。
ウクライナ情勢をめぐる、新政権との対話に前向きな姿勢も表明した上で、「短期的な停戦ではなく、長期的な平和が目標だ」と主張しました。
プーチン大統領は今後、トランプ氏との直接対話を通じ、停戦交渉に向けて自国に有利な条件を引き出したい狙いがあるとみられます。
一方、フランスのバイル首相は20日、「トランプ氏に何も対応しなければフランスとヨーロッパは、潰される」と話しました。トランプ氏が掲げる「アメリカ第一主義」の政策について、「信じられないほど支配的な政治に乗り出すことを決めた。何もしなければ、我々は支配され、潰され、疎外されるだろう」と警戒感をあらわにしています。