大坂なおみ選手 米メディア大きく取り上げ
テニスの四大大会・全米オープンで2度目の優勝を果たした大坂なおみ選手について、地元メディアは、差別問題への取り組みについても大きく取り上げました。
有力紙「ニューヨーク・タイムズ」は、「社会正義のために戦いながら全米オープンを制した」と題し、人種差別問題に目を向けてもらうために毎試合、亡くなった黒人の名前が書かれたマスクを身につけたとして、「テニスの対戦相手だけでなく、最も難しい社会問題にも挑んだ」と伝えました。
また、スポーツ専門局のESPNは、「大坂選手はコートの内外でリーダーとしての地位を固めた」と高く評価しています。その上で、今回の優勝で、「声なき人々に声を与える」という使命を果たし、「活動家とテニス選手の両立を疑問視する声に対して、それが可能だとはっきりと答えた」と称えました。