第2回「民主主義サミット」開幕 米バイデン大統領、露や中国念頭に「民主主義世界はより強くなった」強調
アメリカなどが主催する2回目の「民主主義サミット」が29日に開幕し、バイデン大統領は、ロシアや中国を念頭に「民主主義世界はより強くなった」と強調しました。
アメリカ・バイデン大統領「民主主義世界はより強くなった。専制主義世界は弱体化している。我々皆が確信を持って(民主主義の強化に)取り組んだ成果だ」
バイデン大統領は、中国やロシアを念頭に専制主義をけん制した上で、各国の汚職対策や報道の自由などを守る取り組みのために、新たに今後2年間で、6億9000万ドル(=日本円で900億円あまり)を拠出すると表明しました。
また、ホワイトハウスは、監視カメラなどの監視技術が人権侵害に使われることを防ぐための輸出管理の枠組みに、日本やヨーロッパなど20か国が参加することも発表しています。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領もオンラインで出席し、ロシアによる侵攻に対し、「民主主義は今、今年中に勝利しなくてはならない」と述べ、さらなる支援を呼びかけました。
今回のサミットには、日本などおよそ120の国と地域が参加しています。