習主席を「裸の道化師」企業家に禁錮18年
中国の習近平国家主席を「裸の道化師」などと批判した企業家・任志強被告に対し、北京の裁判所は22日、禁錮18年の刑を言い渡しました。
裁判所は判決文の中で、任被告がおよそ2000万円のわいろを受け取ったほか、自らの立場を利用して複数の企業に損害を与えたなどと指摘しました。その上で、任被告に対し禁錮18年、およそ6000万円の罰金を言い渡しました。
裁判所によりますと、任被告は全ての罪を認めた上で、上訴しない方針だということです。
任被告はことし3月、習近平指導部の新型コロナウイルスへの対応をめぐり、習主席を「裸の道化師」と厳しく批判し、その後、当局に拘束されていました。
中国当局の新型ウイルスへの対応については、任被告のほか学者やジャーナリストなどからも批判の声が上がりましたが、その直後に相次いで拘束されています。