米高官が発表“北朝鮮が露の民間軍事会社「ワグネル」に兵器売却” ワグネル代表「ゴシップと臆測」
アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は22日、北朝鮮がロシアの民間軍事会社「ワグネル」に対し、兵器を売却したことを確認したと明らかにしました。
カービー氏によりますと、北朝鮮が先月「ワグネル」に対し、歩兵用のロケットとミサイルを売却したとの情報をアメリカとして確認したということです。
カービー氏は、「ウクライナでの戦況を劇的に変えることはない」としつつも、「さらなる兵器の輸出計画がある」と北朝鮮に懸念を示しました。また、「ワグネル」については、今後、さらに制裁措置を強化するとしています。
一方、「ワグネル」の代表は「ゴシップと臆測だ」などとアメリカ側の指摘を否定したとロイター通信が伝えています。
こうした中、ブリンケン国務長官は、ウクライナのゼレンスキー大統領が21日のバイデン大統領との首脳会談の中で示した終戦に向けた10項目の提案について、「良いスタートだ」と評価しました。
ブリンケン国務長官「ゼレンスキー大統領の提案は良いスタートだと思う。提案について各国と協議する」
ブリンケン長官は、22日に行われたG7=主要7か国の外相によるオンライン会合の中で、ゼレンスキー氏の提案を協議したとしています。