米ワシントンにアフリカ首脳招き会議 中・露に“対抗” バイデン氏が支援強化を強調
アメリカのバイデン大統領は14日、首都ワシントンにアフリカ各国の首脳を招いた会議を開催しました。アフリカへの影響力を強める中国やロシアに対抗する狙いです。
ワシントンで行われている首脳会議には、アフリカのおよそ50か国の首脳らが出席しています。
バイデン大統領は14日の会合で、「アフリカの成功は、アメリカや世界の成功につながる」などと述べ、支援を強化する考えを強調しました。
バイデン大統領「いま、世界は多くの変化に直面している。アフリカのリーダーシップなしには、課題を解決できない」
首脳会議にあわせて、バイデン政権は今後3年間で、アフリカに550億ドル=日本円でおよそ7兆5000億円の支援を行うと表明しています。
アフリカとの経済的結びつきを強める中国やロシアに対抗する狙いです。
またバイデン大統領は首脳会議中、アフリカ諸国で構成されるAU=アフリカ連合のG20=主要20か国・地域のメンバー入りを支持することも表明する見通しです。