習主席×国連事務総長 トランプ政権を批判
中国の習近平国家主席は国連のグテーレス事務総長とビデオ会談を行いました。国連との連携を強調する一方、アメリカのトランプ政権を自国第一主義の姿勢だとして批判しました。
会談で習主席は国際社会における国連の重要性を強調し、「断固支持する」と表明。その上で、トランプ政権を念頭に自国第一主義の姿勢を批判し、主権や尊厳が傷つけられれば「座視することなく正当な権利を断固守る」と強調しました。
これに対し、グテーレス事務総長は国連への支持を表明した習主席に感謝の意を示したということです。
現在行われている国連総会では、米中の対立激化に国際社会から懸念が示されているほか、中国政府の強権的な姿勢に警戒感を示す声もあがっています。
国連との連携を前面に押し出すことで、懸念を払拭する狙いもあるとみられます。