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米大統領選 激論も…終始“かみ合わず”

2020年9月30日 16:31

アメリカ大統領選挙に向けた、トランプ大統領とバイデン氏の初めての討論会。激しいやりとりになったようです。

1時間半にわたって、行われた討論会は、序盤から激しい非難の応酬になりました。

バイデン氏「2000万人が利用する(国民皆保険の)オバマケアを彼は奪い取ろうとしている」

トランプ大統領「オバマケアが最悪だからより良くて安い健康保険を作る」

バイデン氏「彼はどう実現するかも分からない。プランすら示せていない」

討論会は、新型コロナウイルスなどをテーマに行われましたが、トランプ大統領がバイデン氏の発言を遮るだけでなく、司会者にも食い下がる場面が目立ち、議論がかみ合うことはありませんでした。

討論会の評価はこれからという部分もありますが、地元メディアは、「トランプ大統領がカオス、混沌を生み出した」「討論をコントロールしたが、彼が勝ったわけではない」「勝者はいない。敗者はアメリカ国民だ」などと伝えています。

CBSテレビは、直後の世論調査で、どちらが勝ったかについて、バイデン氏48%、トランプ氏41%と、バイデン氏が高い評価を得たとの結果を伝えてはいますが、深い政策議論にはほど遠い、この荒れた討論会が、国民の投票行動にどう結びつくのか。FOXニュースは、「どちらも票を得ていないし、失ってもいない」として、投票行動には影響しないとの見方を伝えています。