パリで活躍…著名な日本人シェフが死亡
フランス・パリで活躍する著名な日本人シェフが死亡しました。遺族によりますと、インターネットの交流サイトでの中傷に苦しんでいたといい、自殺とみられています。
亡くなったのは、パリのフレンチレストランでオーナーシェフを務める関根拓さんです。関根さんの遺族は29日に声明を発表し、関根さんが、交流サイトでの誹謗中傷に苦しみ、うつ病を患っていたと明らかにしました。自殺とみられています。
関根さんは、2014年にパリでレストランを開業し、現地の人気レストランガイドで非常に高い評価を受けていましたが、一部の業界専門サイトが関根さんの性的暴行疑惑を掲載したことをきっかけに、ネット上での誹謗中傷が広がっていたということです。
関根さんの遺族は、「メディアや交流サイトが事実無根の噂を広め、関根さんの名声を台無しにした」と訴えています。
インターネット上での誹謗中傷は、フランスでも社会問題となっていて、人種差別や憎悪をあおる書き込みなどがあった場合に、サイト運営者に削除を義務付ける法律が今年6月に施行されています。
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また、厚生労働省のホームページでも相談窓口が紹介されています。