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トランプ大統領の退院は? 現場から中継

2020年10月5日 23:36

トランプ大統領は5日にも退院するという情報もありますが、現場はどういった雰囲気なのか、トランプ大統領が入院している医療センター前から、矢岡記者が中継で伝えます。

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トランプ大統領の入院から3日目の朝を迎えています。新しい情報が入ってきました。トランプ大統領の側近メドウズ首席補佐官によると、トランプ大統領と医師団は、この後、「退院できるかどうか判断する」ということです。

別の関係者の話ですと、「きょう退院する準備は進められている」ということですので、病状を見ながら一度判断をするということのようです。

トランプ大統領の最新の病状についてですが、トランプ大統領は現地時間の5日朝、立て続けに20本近くツイッターを投稿しました。まさに健在ぶりをアピールという感じですが、一方で、複数の地元メディアは、「大統領は病室で自分の報道をずっと見ている」「退屈している」という話も出ています。

病状をめぐっては、情報が錯綜しています。例えば、発熱に関しても、医師団の一回目の会見では、「熱が出た」としか明らかにせず、記者から「高熱か」と聞かれても、「具体的な数字は言いたくない」と説明を拒んでいました。結局、二回目の会見で「高熱」ということは認めました。

ホワイトハウス関係筋への取材では、入院前のトランプ大統領の熱は39℃を超えていたという情報もありますし、容体は一時かなり悪かったようです。

このあたりの説明の透明性の低さが、「本当にすぐ退院できる容体なのか」と懐疑的な見方を生んでいます。

ホワイトハウスに戻ったとしてもクラスターが起きています。関係筋に聞くと、ホワイトハウス内部では、情報の共有が十分にされておらず、不安と不満がかなり募っているということなんです。

仮にトランプ大統領が退院してホワイトハウスに戻ったとしても、当面混乱は続きそうです。