米製薬大手「抗体医薬品」緊急“許可申請”
アメリカの製薬大手イーライリリーは7日、新型コロナウイルスの治療薬として開発している「抗体医薬品」について、当局に緊急の使用許可を申請したと発表しました。
イーライリリーが、FDA=食品医薬品局に緊急の使用許可を申請したのは、感染者の抗体をもとに作られる「抗体医薬品」で、感染予防や治療効果が期待されています。
中期段階の臨床試験では、投与された患者の入院する確率が下がるなどの効果が確認されたとしていて、承認されれば、今月中に10万回分、年内に100万回分の供給を見込んでいます。また、2種類の抗体を組み合わせた併用療法についても、緊急の使用許可を来月申請するとしています。
抗体医薬品をめぐっては、感染が確認されたトランプ大統領が別の会社が開発する未承認の医薬品の投与を受けていました。