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BTS“朝鮮戦争めぐる発言”で中韓に波紋

2020年10月13日 15:40

韓国の人気男性音楽グループBTSが朝鮮戦争でのアメリカとの関係に言及したことについて、中国のSNS上で批判が高まり、韓国企業がBTSを起用した広告を取り下げるなど波紋が広がっています。

BTSは先週、米韓関係の発展に貢献したとしてアメリカの団体から賞を贈られた際、「両国がともに経験した苦難の歴史を永遠に記憶しなければならない」などと挨拶しました。

この発言について、中国のSNS上では、朝鮮戦争で北朝鮮を支援して戦った中国に触れないのはおかしいとして「BTSを排除しろ」などと怒りの声が上がりました。サムスンやヒュンダイ自動車などは中国国内でBTSを起用した広告を取り下げるなどの対応に迫られています。

韓国メディアは「受賞コメントにまで中国が検閲した」「文化面でも上司気どり」などと反発しています。

この問題について中国外務省は12日、「歴史を鑑(かがみ)として友好を促進するよう共に努力すべきだ」とコメントしています。