仏・2度目の非常事態宣言 夜間外出禁止へ
新型コロナウイルスの感染再拡大が深刻なフランスで14日、政府が公衆衛生上の非常事態を宣言し、首都パリなどで夜間の外出を禁止すると発表しました。
フランスのマクロン大統領は14日、パリ首都圏など、9つの都市で午後9時から午前6時までの外出を禁止すると発表しました。期間は今月17日から少なくとも4週間で、仕事や急病などの理由を除き、違反者には罰金が科せられます。
フランスの人は…「外出できないなら家で集まる。そうしないと(冬眠する)リスのようだ」「家を出て、働き、寝るの繰り返し、これは自由の危機だ」
新型コロナウイルスの流行を受け、非常事態が宣言されるのは2度目です。フランスでは、一日あたりの新規感染者数がこのところ多い日で2万人を超えるなど、感染の第1波に見舞われた春の水準を大きく上回っています。