ウルグアイ「世界一貧しい大統領」政界引退
「世界一貧しい大統領」として知られる南米、ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領が20日、政界からの引退を表明しました。
現地メディアによりますと、85歳のホセ・ムヒカ元大統領は、上院議員を務めていましたが、20日、政界からの引退を表明しました。高齢で慢性的な免疫系の病気を患っていて、新型コロナウイルスの流行により引退を決めたということです。
ムヒカ元大統領は引退に際し、「私は政治を愛しているが、それ以上に人生を愛している。私の人生は残り少ない段階なので、引退するしかない」などと述べたということです。
ムヒカ元大統領は、収入の多くを寄付するなど「世界一貧しい大統領」とも呼ばれ、2016年に来日した時には、若者に向けて幸せの意味を問い続けてほしいとメッセージを送っています。