老舗アイスクリーム会社が被災者を支援 トルコ大地震
大地震が起きたトルコで、老舗のアイスクリーム会社が、工場の敷地にテントを設置するなどして、被災者の支援を続けています。
南部カフラマンマラシュに本社を置くアイスクリーム会社では、地震のあと工場の敷地を開放し、被災した従業員や地域住民を支援しています。
工場の敷地内に避難した被災者「最初の3日間は雨や雪で大変でした。でも、テントに入れて楽になりました」
工場の敷地内に避難した被災者「あまりうれしくない、窮屈だし。地震がなかったらもっと良かった」
カフラマンマラシュは“伸びるアイス”として有名な「ドンドルマ」の発祥の地。こちらの会社は創業170年の老舗ですが、地震により工場などに大きな被害を受け、会社では元の状態に戻るのに数年かかるとみています。
アイス工場オーナーのアティッラ・カンブルさん「できる限り工場を再建しようと頑張っています。これからも従業員たちと協力していきます」
世界銀行は、大地震によるトルコの被害額は342億ドル、日本円でおよそ4兆6700億円に上るとの試算を発表しています。