トルコ大地震 2隻の軍艦を病院に活用…1日に約400人の患者
トルコ政府は、南部で発生した大地震で多くの病院が被災したことを受け、2隻の軍艦を病院として活用しています。
トルコ政府によりますと、27日にも東部マラティヤでマグニチュード5.6の地震があり、建物29棟が倒壊し、1人が死亡、69人がケガをしました。
被災地では多くの病院が被害を受けていることから、トルコ政府は軍艦2隻を病院として活用しています。
病院船には手術室もあり、外科医や内科医、小児科医など、医療関係者60人が24時間態勢で診察にあたっています。
トルコ軍によりますと、1日の患者はおよそ400人で、最近は体調を崩す子どもの患者が増えているということです。
赤ちゃんの診察に来た母親「熱があって下痢や嘔吐(おうと)が続くので、ここに連れてきました。地震のあと体調を崩しました。以前は元気だったのですが、家が崩れて外(テント)で寝泊まりしているので…」
被災地では継続した医療の確保が課題となっています。