トルコ大地震から1週間 生存者の救出相次ぐ 支援物資の到着遅れ指摘も
トルコ南部を震源とする地震は、発生から1週間が経ち救助活動が長期化する中、がれきの中から奇跡とも言える生存者の救出が相次いでいます。
トルコ東部では地震発生から1週間が経った13日、幼い女の子ががれきの中から救出されました。女の子が担架で運び出されると周囲からは拍手と歓声があがりました。
一方、トルコ南部のハタイでも13歳の男の子が182時間ぶりに救出されました。男の子が救急隊員の手を握る様子も確認できます。
ロイター通信などによりますと、地震による死者は、トルコとシリアで合わせて3万5000人以上にのぼっています。
発生から丸1週間が経過する中、被災地では支援物資の到着の遅れが指摘されています。
これまでに100万人以上が避難所に身を寄せていますが、衛生状態の悪化から子供の体調不良や疫病のまん延を懸念する声もあがっています。