ミャンマー 総選挙の投票始まる
ミャンマーで8日、任期満了に伴う総選挙の投票が始まりました。アウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる与党が、過半数を維持できるかが焦点です。
5年に一度のミャンマーの総選挙は、スー・チー氏率いる与党の国民民主連盟が優勢とみられていて、現在の単独過半数を維持できるかどうかが焦点です。
前回の選挙で軍主導の体制から歴史的な政権交代を果たしたスー・チー氏の与党ですが、公約としていた少数民族との和平や、軍人議員の定数を減らす憲法の改正は実現できておらず、求心力の低下が指摘されています。
一方、国際社会の非難が強まる少数派イスラム教徒ロヒンギャの難民化問題については与党も含めほとんどの政党が選挙戦で触れず、争点となっていません。
事実上のスー・チー政権への審判となる今回の選挙は、深夜にも大勢が判明する見通しです。