メラニア夫人、何度も“敗北”促したか
アメリカ大統領選のバイデン氏の勝利宣言から一夜明け、トランプ大統領は2日連続のゴルフに出かけました。NNNのカメラが至近距離でその様子をとらえました。現地から飯塚記者が中継で伝えます。
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トランプ大統領はつい1時間ほど前まで、こちらのゴルフ場でプレーを楽しみました。私たちのカメラに気づくと、こちらに向かって手を振る余裕を見せました。
バイデン氏が勝利宣言してから一夜明けた8日、トランプ大統領が2日連続でゴルフを楽しむ様子を、NNNのカメラが至近距離でとらえました。その際、同伴者と談笑するなどリラックスした様子も見せました。
記者「トランプ大統領、気分はどうですか?」
記者「あ、手を振ってますね。トランプ大統領、カメラに向かって手を振っています」
記者「法廷闘争を続けるつもりですか?」
私たちのカメラに気づいた大統領は、手を振る余裕を見せました。
一方、ゴルフ場の前には、トランプ大統領の支持者が80人ほど集まりました。車列に向かって声援を送ると、車の中からトランプ大統領が親指を立てて、笑顔で応じました。
今も敗北宣言をせず、法廷闘争に持ち込む構えを崩さないトランプ大統領ですが、CNNは、ホワイトハウス関係者の話として、メラニア夫人が大統領に敗北を認めるよう何度も促していると伝えています。
一方のバイデン氏はこの日、地元デラウェア州の教会で礼拝に臨みました。陣営は、政権移行チームのホームページを更新し、「緊急度の高い問題に政権発足初日から対応する」としたほか、9日には、自らの新型ウイルスの対策本部のメンバーを指名する方針で、次期大統領に向けた動きをさっそく活発化させています。