スー・チー氏率いる与党 過半数の議席獲得
開票作業が進むミャンマーの総選挙は、13日、アウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる与党が、過半数の議席を獲得したことがわかりました。事実上のスー・チー政権は、2期目に入ることになります。
ミャンマーの選挙管理委員会が発表した開票の途中経過によりますと、与党・国民民主連盟は、13日朝の時点で346議席を獲得。
過半数に必要だった322議席を、20議席あまり上回りました。スー・チー氏の与党は、軍主導の体制から歴史的な政権交代を果たした5年前の総選挙に続く勝利で、政権を維持することが決まりました。
この結果について与党の担当者は、「国民はいまもスー・チー氏を信頼していることの表れだ」などと分析しています。
少数派イスラム教徒ロヒンギャの難民化問題で、国際社会から批判されるスー・チー氏ですが、国内での存在感の大きさを改めて示したかたちです。