今月８日に行われたミャンマーの総選挙の最終結果が公表され、アウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる与党が前回の選挙を上回る議席を獲得し圧勝しました。

事実上のスー・チー政権に対する審判とされた今回の総選挙で、与党・国民民主連盟は改選議席の８割を超える３９６議席を獲得。軍主導の体制から歴史的な政権交代を果たした前回選挙の獲得議席を上回り、圧勝しました。

少数派イスラム教徒ロヒンギャの難民化問題で、国際社会から批判されるスー・チー氏ですが、依然として国内での存在感の高さを示した形です。

２期目に入るスー・チー氏は実現できていない少数民族との和平や非改選の軍人議席を削減する憲法改正などに引き続き取り組むことになります。新政権は来年３月に発足します。