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障害乗り越え“鉄人レース”史上初の完走

2020年11月16日 22:22
障害乗り越え“鉄人レース”史上初の完走

トライアスロンの大会で、ダウン症の選手として史上初の完走を達成しました。

アメリカ・フロリダ州で行われたトライアスロンの大会。3.8キロの水泳と、180キロの自転車。そして、42キロのマラソンをこなす過酷な競技です。

21歳のクリスさんが、このレースに挑戦し、ダウン症の選手として史上初の完走を達成しました。

クリスさんの父親「ダウン症の少年が鉄人になったんだよ」

生まれつきダウン症と診断され、合併症にも長年苦しんできたクリスさん。

両親は5年前、息子に人生を生き抜くスキルを学んでほしいと、トライアスロンをすすめたといいます。

クリスさん(21)「不可能なことはない」

細かい目標を毎日、少しずつ達成していったクリスさん。両親のサポートもあり、苦手なことを克服していきました。

そして、16時間46分で完走!「夢や目標の達成は決して不可能ではない」そんな思いを障害が「ある人」や、その家族に、伝えたかったといいます。

クリスさんの母親「私にメダルを掛けてくれるのね」

すでに、次の目標として、来年ハワイで開催される世界大会での完走を、見据えているということです。