障害乗り越え“鉄人レース”史上初の完走
トライアスロンの大会で、ダウン症の選手として史上初の完走を達成しました。
アメリカ・フロリダ州で行われたトライアスロンの大会。3.8キロの水泳と、180キロの自転車。そして、42キロのマラソンをこなす過酷な競技です。
21歳のクリスさんが、このレースに挑戦し、ダウン症の選手として史上初の完走を達成しました。
クリスさんの父親「ダウン症の少年が鉄人になったんだよ」
生まれつきダウン症と診断され、合併症にも長年苦しんできたクリスさん。
両親は5年前、息子に人生を生き抜くスキルを学んでほしいと、トライアスロンをすすめたといいます。
クリスさん(21)「不可能なことはない」
細かい目標を毎日、少しずつ達成していったクリスさん。両親のサポートもあり、苦手なことを克服していきました。
そして、16時間46分で完走!「夢や目標の達成は決して不可能ではない」そんな思いを障害が「ある人」や、その家族に、伝えたかったといいます。
クリスさんの母親「私にメダルを掛けてくれるのね」
すでに、次の目標として、来年ハワイで開催される世界大会での完走を、見据えているということです。