３日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は新型コロナウイルスを巡る追加の経済対策の与野党協議について前向きな情報が伝わったことなどからダウ平均株価は続伸して取引を終えています。

３日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前の日の終値から８５ドル７３セント値を上げ、２万９９６９ドル５２セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も２７．８２ポイント上げて１万２３７７．１８と過去最高値を更新して取引を終えています。

この日は新型コロナウイルスを巡る追加の経済対策の与野党の協議について前向きな情報が伝わったことで朝方から買いが優勢となりました。また、個別にいい材料があった航空機大手の「ボーイング」が６％近く上昇したことも相場を下支えしました。ただ、取引終了にかけては新型ウイルスのワクチンの供給についての懸念が一部で報じられたことでダウ平均は上げ幅を縮小して取引を終えています。

市場関係者は「明日は１１月の雇用統計が発表される。感染が拡大している中で、失業率がどうなるのか注目している」と話しています。