ダウ97ドル安 追加経済対策合意せず反落
21日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、追加の経済対策について与野党が合意に至らず協議が継続していることからダウ平均株価は反落して取引を終えています。
21日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から97ドル97セント値を下げ、2万8210ドル82セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も31.80ポイント下げて、1万1484.69で取引を終えています。
新型コロナウイルスをめぐる追加の経済対策について、与野党が何らかの合意をするとの期待から朝方は買いが優勢となりました。ただ、その後は与野党の協議が続く中で、具体的な情報の進展はなく前の日の終値をはさんで売り買いが交錯する展開となりました。
取引終了にかけてはこの日のうちの合意は難しいとの見方から売りが加速し、ダウ平均は最終的に97ドル安で取引を終えています。
市場関係者は、「明日以降も経済対策の行方に注目しているが市場では大統領選前の合意は難しいとの見方も出ている」と話しています。