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文大統領 法相と検察トップ“混乱”謝罪

2020年12月7日 21:47

韓国の文在寅大統領は7日、法相と検察トップの対立をめぐる混乱について初めて謝罪する一方、検察改革を押し通す姿勢を示しました。

文在寅大統領「紛らわしい政局が国民に心配をかけ、大統領として非常に申し訳ない」

文大統領は7日に行われた会議で混乱を謝罪する一方で、「政府は困難を押し切っても課題を次の政府に先送りしない」と述べ、検察改革を進める姿勢を強調しました。

政権と検察の対立が泥沼化し、最新の文大統領の支持率は37.4%と就任以来、最低まで落ち込みました。韓国メディアは「文大統領の謝罪は、改革が進まないことを批判する支持層を念頭に置いたもの」などと伝えています。

秋美愛法相と尹錫悦検事総長の対立をめぐっては、秋法相が尹総長の職務を停止する異例の命令を出したのに対し、裁判所は命令の効力停止を求めた尹総長側の訴えを認めています。

これまで2度延期された尹総長の懲戒を決める委員会は、今月10日に開かれる予定です。