米「ワクチン・サミット」州知事ら招き開催
アメリカのトランプ大統領は新型コロナウイルスのワクチンについて、州知事や企業関係者らを招いた「ワクチン・サミット」を首都ワシントンで開いています。
「ワクチン・サミット」は、ホワイトハウスの隣の施設で開かれています。トランプ大統領は、ワクチンの接種が目前となっていることを「近代史で最高の奇跡だ」と自画自賛しました。
トランプ大統領「トランプが好きでも嫌いでも、これは近代史で史上最高の医療の奇跡だ」
トランプ大統領は演説で、「来年春までに国民にワクチンが届く」との見通しを示した上で、ワクチンを海外より国内を優先して配布する大統領令に署名しました。
ただ、このイベントには、製薬会社ファイザーとモデルナの幹部が出席を辞退。また、これまでトランプ政権の新型ウイルス対策を専門家として支えてきたファウチ氏も「予定がある」として欠席した一方で、同じ時間帯に行われたバイデン新政権のコロナ対策チームの会見には、ビデオメッセージを寄せました。
ファウチ氏「このパンデミックとの戦いでは科学に基づかなければならない」
バイデン氏「このチームは就任100日で少なくとも1億回分のワクチンを供給する」
バイデン氏は、就任から100日の間に国民にマスクの着用を求め、全米の学校の再開を目指すと宣言しました。