アメリカで政権移行を進めるバイデン氏の二男、ハンター氏は９日、自身の税務処理をめぐり、司法当局の捜査を受けていると明らかにしました。

ハンター氏は９日の声明で、自身の税務処理をめぐり、デラウェア州の連邦地検の捜査を受けていることを明らかにしました。ただ「事態を極めて深刻に受け止めているが、客観的に検証すれば、私の税務処理が合法かつ適切だと分かるだろう」として、違法性は否定しています。

捜査の内容は明らかになっていませんが、ＣＮＮは、実業家であるハンター氏の、中国などでの海外事業が対象だと報じています。ハンター氏をめぐっては中国やウクライナでのビジネスに関する疑惑を、大統領選の討論会などでトランプ大統領が盛んに取り上げ、攻撃していました。

バイデン氏の政権移行チームは、「バイデン氏は悪意ある個人攻撃などの困難を乗り越え、強くなった息子を誇りに思っている」とコメントしています。