医療従事者へワクチン接種開始 米・加州
新型コロナウイルスの感染者が急増しているアメリカ・カリフォルニア州では、医療体制の維持が課題となる中、医療従事者へのワクチンの接種が地方都市でも始まりました。
カリフォルニア州南部の病院で16日、ワクチンの接種を受けたのは、集中治療室の看護師らです。
最初に接種した看護師のハレルさんは、以前は、ワクチンを懐疑的に見ていましたが、新型ウイルスの患者が再び急増したことを受け、接種を決めたといいます。
集中治療室の看護師 ソニヤ・ハレルさん「状況はひどくなるばかり。だから接種を決めた。今年、私が見守った死者の数は、25年の看護師歴で見た死者より多い。これを終わらせたい。終わってほしい」
カリフォルニア州では、死者数の累計が2万1000人を超え、各地の集中治療室がひっ迫していて、保健当局などは、医療従事者への接種を急いでいます。