ミャンマーで、日本人の久保田徹さんが拘束されてから先月30日で2か月となりました。支援者らは獄中から家族に届いた久保田さんのメッセージを公開しました。

ドキュメンタリー制作者の久保田徹さんは今年7月30日、最大都市ヤンゴンで軍のクーデターに抗議するデモを撮影し、治安当局に拘束されました。

その後、入国管理法違反の罪などで訴追され、政治犯の収容先として知られるヤンゴンのインセイン刑務所に収監されています。

支援者によりますと、メッセージは最近家族に届いたもので、久保田さんは「署名をしてくださった方々、応援してくださった方々に感謝しています」とつづっています。その上で、「ミャンマーは見えない戦争状態にあります。この国で生きる人々について注目し続けてほしいです」と訴えました。

久保田さんの裁判は、刑務所に設置された非公開の法廷で続いていて、拘束のさらなる長期化が懸念されています。