NYダウ200ドル安 利益確定売り優勢
22日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、利益を確定するための売りが優勢となり、200ドルあまり値を下げて取引を終えています。
22日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前日比200ドル94セント安の3万0015ドル51セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は65.40ポイント上げて、1万2807.92と過去最高値を更新して取引を終えています。
前の日にアメリカ議会が9000億ドル規模の追加の新型コロナウイルス対策法案を可決しました。ただ、法案成立を期待する買いですでに株価は最高値圏にあり、この日は、材料が出尽くしたとの見方が広がり、当面の利益を確定するための売りが優勢となりました。
また、イギリスで感染力の強い変異したウイルスが広がっていることも、投資家心理の重荷となり、ダウ平均は200ドルあまり下げて取引を終えています。
一方、ナスダック総合指数は、アップルが電気自動車の生産開始を目指していると伝わり大きく買われるなど、成長株を中心に買いが広がり、過去最高値を更新しました。
市場関係者は、「年内は新たな材料が出る予定はないが、今後は突発的に出てくる個別材料に左右される展開となるだろう」と話しています。