ハマスが声明発表「侵攻が包括的に停止されなければ…」イスラエル側をけん制
イスラエル軍と戦闘を続けているイスラム組織「ハマス」は、21日、声明を出し、「侵攻が包括的に停止されなければ人質解放などの交渉に応じない」とイスラエル側をけん制しました。
21日に発表されたハマスの声明では、「侵攻が包括的に停止されなければ、人質解放などの交渉に応じない」として、パレスチナ自治区ガザ地区での攻撃を続けるイスラエル側をけん制しました。
一方で、ハマスの幹部らがエジプトで停戦に向けた協議を行っているとした上で、「我々は、侵攻を止めようとする者には耳を傾ける」と述べました。
こうした中、イスラエルのネタニヤフ首相は22日午前、ビデオ声明を公開し、改めてハマス側に降伏を呼びかけました。
イスラエル ネタニヤフ首相
「ハマス側に提案することは極めて単純だ。降伏するか死か。ハマス側に他の選択肢はない」
その上で、「ハマスのせん滅と人質の解放という目標を達成するまで戦争を止めることはない」と述べ、ハマス側への強硬姿勢を強調しました。