イスラエル コロナ対策の連立政権が崩壊
イスラエルで連立政権内の対立から国会が解散され、総選挙を行うことが決まりました。新型コロナウイルス対策のための連立政権がわずか7か月で崩壊しました。
イスラエルではネタニヤフ首相が率いる右派政党が、新型ウイルス対策のため、中道連合と大連立を組んでいます。しかし、地元メディアによりますと、両党は予算案をめぐって対立。2020年の予算案を期限だった22日までに成立させることができず、法律の規定により、国会が解散されました。
連立政権は、ネタニヤフ首相が1年半後に交代する条件で今年5月に発足しましたが、7か月あまりで崩壊しました。首相率いる右派政党が予算案をめぐる連立合意を撤回したことが対立の発端で、解散総選挙を行い、首相交代の約束を反故(ほご)にすることを狙ったという見方もあります。
総選挙は来年3月に行われる見通しです。ここ2年足らずの間に4度目の総選挙で、長期政権を続けるネタニヤフ首相が続投するかが焦点となります。