バイデン大統領、撤退表明後初の演説 決断の理由説明
アメリカのバイデン大統領が大統領選挙からの撤退表明後初めて演説し、撤退を決断した理由について説明しました。ワシントンから中継です。
バイデン大統領は、世代交代が国を団結させるための「最善の道だ」として今後は、大統領の職務に専念する考えを示しました。
バイデン大統領「民主主義を守ることは、どんな 肩書よりも重要だ。次世代に引き継ぐことが前進への最善の道だと考え決断した。それが、私たちの国を団結させる最善の道だ」
バイデン大統領は24日、国民向けの演説でトランプ前大統領を念頭に「アメリカの素晴らしいところは、王や独裁者が統治するのではなく、国民が統治することだ」として「民主主義を守ろう」と訴えました。
トランプ氏は選挙集会で演説し、ハリス副大統領を早速、攻撃しています。
トランプ氏「ハリス氏が当選すれば、私たちの国は破壊される。だから我々はそうさせない。実現はさせない。カマラ、おまえはクビだ。出ていけ」
CNNが24日公表した世論調査では登録有権者の支持率がトランプ氏49%、ハリス氏が46%でした。
一方、35歳未満の支持率をみると、先月はトランプ氏がバイデン氏に7ポイントリードしていましたが、今回、ハリス氏が47%で43%のトランプ氏を上まわっていて、若者への支持が広がっていることが明らかになりました。
こうしたなか、民主党は、大統領候補を指名するオンライン投票を早ければ8月1日に行うことを決めました。7日までにハリス副大統領を正式に指名する見通しです。