ミャンマー情勢めぐりタイが非公式協議の開催を提案 ASEAN首脳会議
ASEAN=東南アジア諸国連合は9日、ラオスで首脳会議を開きました。内戦状態が続くミャンマー情勢をめぐっては、タイが非公式協議の開催を提案をしたということです。
ASEAN首脳会議はラオスの首都ビエンチャンで開かれ、ミャンマーからは外務次官が出席しました。首脳会議にミャンマーの代表が出席するのはおよそ3年ぶりです。
外交筋によりますと、ASEAN各国とミャンマーがすでに合意している「暴力の即時停止」など5つの項目について実行に移すよう改めて求めました。
また、事態打開に向け、タイは今年12月にASEAN加盟国による非公式協議の開催を提案したということです。
会議ではまた中国とフィリピンなどが領有権を争う南シナ海問題も協議されました。フィリピンのマルコス大統領は記者団に対し中国を念頭に国際法順守の重要性を訴えたことを明らかにしました。
ASEANは10日、中国との首脳会議を予定していて南シナ海をめぐり激しい議論が交わされる可能性があります。