バイデン氏「インフラ老朽化」の演説直前に橋崩落 10人ケガ
アメリカ東部ペンシルベニア州で28日、橋が突然崩落し、10人がケガをしました。偶然にも現場近くで、インフラの老朽化について演説予定だったバイデン大統領も急きょ、視察に訪れました。
崩落事故があったのは、ピッツバーグ近郊で、早朝、突然橋が崩れ、巻き込まれたバスや乗用車数台が横転するなどして、あわせて10人がケガをしました。橋は1970年に作られ、老朽化が指摘されていました。
バイデン大統領はこの日偶然にも現場近くの演説会場で、インフラ投資の重要性を訴える予定でしたが、事故を受け、急きょ現場にも入りました。
バイデン大統領「(老朽化した)橋は全て修復する。予算もつける」
現場では大規模なガス漏れも起きていて、警察が崩落との関連を調べています。
老朽化した橋の修復などインフラへの投資は、政権の看板政策の一つで、バイデン大統領は、視察後の演説で、「全米にはおよそ4万5000の老朽化した橋がある。何とかしなければならない」と訴えました。
地元メディアは、「演説直前の崩落は、インフラ再建の必要性を浮き彫りにした」と伝えています。