ツイッター偽アカウント“5%未満”根拠なければ「買収は進められない」イーロン・マスク氏
ツイッター社の買収手続きを一時保留している起業家のイーロン・マスク氏は17日、偽アカウントの数が5%未満だという根拠が示されるまで、「買収は進められない」と明らかにしました。買収額の引き下げに向けた揺さぶりとの見方も出ています。
マスク氏は先月、約440億ドル(約5兆7000億円)でツイッターの買収に合意しましたが、会社側が全ユーザーの5%未満と試算した偽アカウントなどの数について裏付けがないとして、手続きを一時保留にしています。
ツイッターのパラグ・アグラワルCEOは「外部では試算できないもので、5%未満は正しい」としていますが、マスク氏は17日、「外部の検証を受け入れるべきで、証明されない限り、先に進めることはできない」などと投稿しました。
現地メディアによりますと、マスク氏は買収金額の引き下げについて「あり得ないことはない」と話していて、買収額の引き下げの交渉が目的ではないかとの見方も指摘されています。