配車大手ウーバー“燃油サーチャージ”開始
アメリカで配車サービス大手のウーバーが、ガソリン価格の上昇分をサービス料金に反映する「燃油サーチャージ」を始めました。
ウーバーが16日から始めた「燃油サーチャージ」は、運転手らがガソリン代の高騰で打撃を受けていることに対応したもので、ニューヨーク市を除くアメリカとカナダで導入されます。
サーチャージはライドシェアと料理宅配の両方で利用者が支払うサービス料に加算し、運転手や配達員に直接還元されます。加算額は利用する場所によって異なり、1回の乗車や注文につき日本円で40円から60円程度がサービス料金に加算されます。
この制度は60日間続け、ガソリン価格の動向などに応じて見直すということです。
ロシアによるウクライナ侵攻後、原油の供給が滞る懸念が高まり、アメリカでは今月に入ってガソリン価格がおよそ14年ぶりに史上最高値を更新しています。
全米自動車協会によりますと、16日の平均小売価格は1ガロンあたり4.3ドルを超え、侵攻があった先月24日から2割あまり上昇しました。