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バイデン氏“コロナ対応の経済対策最優先”

2021年1月12日 10:36

アメリカの野党・民主党が議会でトランプ大統領を解任するための動きを進める中、バイデン次期大統領は、新政権ではまず新型コロナウイルス対応の新たな経済対策を議会で成立させることが最優先だと強調しました。

この日2回目のワクチン接種を受けたバイデン氏は、「私が優先するのは、何よりもまず新たな経済対策法案を議会で通し、そして経済の再建を始めることだ」と述べました。

また、トランプ大統領への弾劾訴追状案の扱いや、閣僚候補の承認手続きなどの進め方については、民主党の議会幹部と協議していると述べました。

一方、バイデン氏の大統領就任式の実行委員会は、20日の就任式のテーマを「団結するアメリカ」にすると発表しました。「前例のない危機と深い分断の時代」に、就任式を、アメリカがひとつになり、明るい未来へ向かう旅の始まりにしたいとしています。

こうした中、トランプ政権のウルフ国土安全保障長官代行が辞任する意向を表明しました。閣僚級の辞任は3人目です。ウルフ長官代行は、6日に起きた議事堂占拠事件のあと、トランプ大統領に対し暴力行為を非難するよう求める声明を出していました。