マレーシア感染再拡大「非常事態宣言」発令
マレーシアで新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることを受け、12日、非常事態宣言が発令されました。
マレーシアでは感染が再び拡大していて、先週、1日の新規感染者の数が初めて3000人を突破し、累計の感染者数は13万8000人を超えています。
医療現場では病床がひっ迫していることから、マレーシア国王は、政府が要請した非常事態宣言の発令を認めました。王室は声明を発表し、「感染拡大は非常に危機的な段階にある」として、政府が決めた感染防止策に従うよう求めました。
マレーシア政府は、今月13日から26日まで全土で州をまたぐ移動を禁止するほか、首都クアラルンプールなどでは、飲食店での店内飲食の禁止や、必要不可欠な業種を除き在宅勤務を義務づけるなど、規制を再び強化することを決めています。
非常事態宣言は感染状況に応じて、8月1日まで延長されます。