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世界の旅客便利用者 前年比60%減

2021年1月16日 19:54

国連の専門機関であるICAO(=国際民間航空機関)は15日、新型ウイルス感染拡大の影響で、去年1年間の世界の旅客便の利用者が、前年より60パーセント減少したと発表しました。

ICAOによりますと、去年1年間の世界の旅客便の利用者は18億人となり、45億人だった2019年に比べ60パーセント減少しました。

新型コロナウイルス感染拡大が影響したためで、世界の航空会社はあわせて3700億ドル、日本円でおよそ38兆円の減収となり、「何百万人もの雇用が脅かされている」と指摘しています。

ICAOは今後の回復の見通しについて、「今年の第2四半期までに状況は改善が見込まれるが、それも感染拡大防止やワクチン接種の進展次第だ」としています。