中国 去年のGDP2.3%プラス
中国の去年のGDP(=国内総生産)は前の年に比べ2.3パーセントのプラスになりました。新型コロナウイルスによる打撃からいち早く回復した形です。
国家統計局が18日朝に発表した去年1年間のGDPは前年比2.3パーセントのプラスになりました。中国としては44年ぶりの低い伸び率に留まりましたが主要国では唯一のプラス成長となる見込みです。
新型ウイルスの感染拡大を抑えこむことで世界各国に先駆けて経済を回復したことが改めて裏付けられました。
要因としては政府の経済対策により自動車の販売が回復するなど製造業が好調なことや感染拡大でマスクや医療機器などの輸出が大きく伸びていることなどがあげられます。
一方で中国の当局は世界各地でいまだ感染拡大が続いている状況などを受けて「外部の環境に多くの不確実性がある」と述べ、先行きの不透明感にも懸念を示しています。