ロシア当局、ナワリヌイ氏を30日間勾留へ
ロシアの司法当局は、17日にドイツから帰国した直後に拘束したロシアの野党勢力指導者ナワリヌイ氏を逮捕し、30日間勾留することを決めました。
ナワリヌイ氏は17日、療養先のドイツからモスクワの空港に到着した直後に当局に拘束されました。
ナワリヌイ氏が過去に有罪判決を受けた刑事裁判をめぐり、執行猶予中の出頭を怠ったとして、司法当局は18日、裁判所に対し30日間の勾留を認めるよう要請し、認められたということです。
ナワリヌイ氏の拘束を受けて、欧米各国は即時釈放を訴え、ロシアに対する制裁措置の検討も呼びかけています。
これに対し、ロシアのラブロフ外相は、「西側諸国は自国の内政問題から国民の関心をそらすため騒ぎ立てている」と反論しています。
ナワリヌイ氏の支援団体は、政府に抗議するため今月23日に大規模なデモを計画していて、支持者らに参加を呼びかけています。