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習主席“利益損なわれる”米中緊張緩和訴え

2021年1月26日 10:46

中国の習近平国家主席は、バイデン新政権が発足したアメリカを念頭に「対立の道に進めば各国の利益が損なわれるだけだ」と述べ、米中の緊張緩和を訴えました。

中国・習近平国家主席「今の世界は岐路に立っており、仮に対立対抗の道に進み、冷戦や戦争・貿易戦争・科学技術戦争に向かえば、最終的には各国の利益が損なわれ国民の福祉が、犠牲にされるだけだ」

習主席はさらに、「小さなサークルを作ったり、制裁などを行うことは世界を分裂、対抗に向かわせるだけだ」と述べ、バイデン政権が同盟国と共に中国への圧力を強めることに警戒感をにじませました。

これに対し、ホワイトハウスのサキ報道官は25日、「我々のアプローチは変わらない」と述べ、トランプ政権からの強硬路線を当面維持する考えを表明しました。

アメリカ・サキ大統領報道官「我々は21世紀を定義づける、し烈な戦略的競争の中にある」

サキ報道官は、中国が「国内でより権威主義的に国外で独善的になっている」と指摘した上で、政権の対中政策について、同盟国と協議しながら検討していく方針を示しました。