IOC 出場選手にワクチン接種義務化せず
IOC=国際オリンピック委員会は、東京オリンピックに出場する選手への新型コロナウイルスのワクチン接種について、義務化しない考えを明らかにしました。
これは、IOCが26日に公表した声明で明らかにしたものです。それによりますと、選手らへの接種については、ワクチンが広く普及した後に受けることを推奨しており、「選手らが日本へ行く前に自国でワクチンを受けられるよう、各国のオリンピック委員会と共にサポートする」としています。ただ、義務化はしないということです。
IOCは、ワクチンの接種状況を把握するため、各国のオリンピック委員会に対し、来月上旬に報告を求める方針です。
一方、WHOが示している、重症化リスクの高い人や医療関係者への優先的な接種については、「強く支持する」との立場を表明しました。