中国に対抗 インドのワクチン外交
ミャンマーとネパールで、インドから無償で提供された新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まりました。インドは中国に対抗するかたちでワクチン外交に乗り出しています。
ミャンマーの首都ネピドーや最大都市ヤンゴンで27日、医療関係者を対象に新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりました。
イギリスの製薬大手アストラゼネカなどが開発し、インド企業が製造したワクチンで、インド政府がミャンマーにおよそ150万回分を無償で提供しました。ミャンマー政府は、政府関係者や高齢者などから接種を進める方針です。
また、ネパールでも27日、インドから無償で提供されたワクチンの接種が始まり、オリ首相は3か月以内に全ての国民が接種することになるだろうとしています。
インドは、自国で3億人への接種計画を進めながら、中国に対抗するかたちでワクチン外交も展開しています。