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ウクライナ軍事侵攻2年 ゼレンスキー大統領、G7首脳テレビ会議で“支援継続を訴え”

2024年2月25日 6:56

ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから24日で2年となりました。苦戦を強いられる中、ウクライナのゼレンスキー大統領は「我々は勝利する」と述べ、国民を鼓舞しました。

記者「キーウ中心部の独立広場では、軍事侵攻の開始から2年という節目で集会が行われています」

24日、独立広場に集まった市民らは、この2年間の戦闘で犠牲になった人たちを追悼し、抵抗し続けるための支援を訴えました。

参加者「私たちは毎日、ミサイルの音で目を覚ます。同じ状況になりたくないのなら、ウクライナを支援してほしい」「これはウクライナだけではなく、全ての人々の戦争であり、私たちは支援を必要としている。支援は減るのではなく、強化されなければならない」

24日は、イタリアのメローニ首相などがウクライナを訪れた上で、オンライン形式でのG7首脳会議が開かれました。会議に参加したゼレンスキー大統領は、改めて支援の継続を強く訴えました。

ゼレンスキー大統領「皆さんは我々の空を守り続け、陸上での軍備を強化するために必要なことを熟知している。皆さんは我々が、そうした支援を必要としていることを全てご存じです。その上で我々は、皆さんを頼りにしています」

共同声明では、ウクライナへの支援の継続を改めて確認した上で、議会での予算案の可決が遅れているアメリカを念頭に、支援の承認を強く求めました。

その上で、「ロシアを実質的に支援する第三国に対して、行動を取り続ける」として、北朝鮮やイランなどに、軍事支援の停止を求めました。