ゼレンスキー大統領「我々は勝利する」 ロシアによる侵攻開始から2年…苦戦の中、国民を鼓舞
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから24日で2年となりました。苦戦を強いられる中、ウクライナのゼレンスキー大統領は「我々は勝利する」と述べ、国民を鼓舞しました。
坂井英人記者「キーウ中心部の独立広場では、軍事侵攻の開始から2年という節目で、集会が行われています」
24日、独立広場に集まった市民らは、この2年間の戦闘で犠牲になった人たちを追悼し、抵抗し続けるための支援を訴えました。
参加者「私たちは毎日ミサイルの音で目を覚ます。同じ状況になりたくないのなら、ウクライナを支援してほしい」
参加者「これはウクライナだけではなく、全ての人々の戦争であり、私たちは支援を必要としている。支援は減るのではなく、強化されなければならない」
24日は、カナダのトルドー首相やイタリアのメローニ首相など各国の首脳がウクライナを訪れ、ゼレンスキー大統領が侵攻が始まった日にロシア軍の襲撃を受けたキーウ郊外の空港で出迎えました。
ゼレンスキー大統領はSNSに動画を投稿し、「我々は勝利する」と国民を鼓舞しました。
ゼレンスキー大統領「きょう、望まなくとも全てのウクライナ人があの日を思い出す。私たちひとりひとりに、それぞれの『2月24日』がある。だが戦争の終わりはひとつでなければならない。勝利だ」
欧米の軍事支援が遅れ、一部の戦線で劣勢が伝えられるなど苦戦を強いられる中、ロシアの侵攻との戦いは3年目に入ります。